GPIアンカー型タンパク質には受容体や酵素などの他、プリオンやヒト癌胎児性抗原等、重篤な疾患の原因となるタンパク質が多数見出されています。 植物においても近年、イネの病害抵抗反応にGPIアンカー型タンパク質群が本質的な役割を果たすことが明らかにされています。 しかしながら、既知GPIアンカー型タンパク質の数が最も多いヒトでさえも未だ発見されていないGPIアンカー型タンパク質の遺伝子数はその倍以上とも見積もられており、 ヒトの重篤な疾患や植物の病害抵抗反応の機構解明に向けてGPIアンカー型タンパク質の同定が急がれています。

当該共同研究では、GPIアンカー型タンパク質のアミノ酸配列における疎水性プロファイルおよびアミノ酸出現傾向から開発されたGPIアンカー型タンパク質予測法を改良し、 ヒト、ウシ、マウスのゲノムから新規GPIアンカー型タンパク質の予測を行いました。これらの予測結果は本HPよりダウンロードすることができます。

その他生物種に関するGPIアンカー型タンパク質予測のご要望等ございましたら、お気軽に問い合わせフォームまでご連絡ください。

概要図

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GPIアンカー型タンパク質と予測された遺伝子の一覧を下記からダウンロードいただけます。

CSV Excel97-2003 Excel2007以降
ウシ ダウンロード ダウンロード ダウンロード
マウス ダウンロード
ヒト ダウンロード

カラムの説明

  1. max-average-hydropathy (N)

    N末端から30残基以内の平均疎水性値

  2. max-average-hydropathy

    C末端から30残基以内の平均疎水性値

  3. from-Cterm

    C末端から30残基以内で最も平均疎水性値が高くなる残基位置

  4. discrimination score

    PSSMに基づく識別スコア

リファレンス

Mukai, Y.; Ikeda, M.; Tanaka, H.; Konishi, T.; Oura, O.; Sasaki, T. Bioscience, biotechnology, and biochemistry 2013, 77, 526-533.
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